ありま鍼灸院の「ありゃまこりゃま」

福岡県久留米市のありま鍼灸院です。 はりぐらしとお楽しみ♪

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八日目の蝉







『八日目の蝉』


『八日目の蝉』は非常によくできた作品で大満足!
ここでは内容にはあまり触れずに、
よく出来てるな~と思った脚本・構成について少し私見を整理しておきます。

できるだけ観てない人でも読める内容を心がけますね(^_^;)


この作品には3つの視点が出てきます。

産みの親(生まれたばかりの子を誘拐された)
育ての親(4歳まで子を育てた)
子ども(4歳まで誘拐犯を母と思い育てられた)

それぞれが見てる世界は当然違うわけです。
映画はこの3人の視点を、巧みに移りながら物語を進めていきます。

前半は産みの親の必死に愛情を注ごうとするすれ違いと、
産みの親・育ての親の二人から精神的に逃れようともがく子の物語。

対照的に育ての親は慣れないながらも懸命に愛情を注ぎますが、
この裏側では、誘拐された産みの親の苦悩がはっきりと見える構成なので、
産みの親の喪失感が痛々しく感じられます。


そしてある事をきっかけに、
子どもは自分の過去を辿る旅に出ることになります。

後半になると「旅」を共通項にしながら、
子を奪われる恐怖(逮捕される恐怖ではない)を背にした育ての親の視点と、
愛情の喪失感を抱えて生きる子どもの過去を遡る視点。

常に二つの視点、三つの視点が絡まりあいながら、
ある一点で物語は各人の失われた時間を一気に爆発させる。

この視点の推移と焦点の絞り方が非常によく出来てます!
そんな見方もいいものです。
(初めて見るときには、そんなこと気にせずに観て下さいww)


余談ですがNHKドラマ版の後ろ半分くらいを見ましたが、
こちらは育ての親の視点を中心に、
愛情を注いだ育ての親の物語として構成されてるように感じました。
このあたりの描き方の違いは、演出家や脚本家の違いもあるし、
2時間拘束できる映画と、
45分×6日というTVドラマの環境や時間の長さなどから、
同列に論じるものではないなぁと、勉強になりました。
このNHK版も良かったですよ。



あとね・・・映画とTVの決定的な違いがありました。
「八日目の蝉」という言葉の意味が、
映画とTVでは決定的に違うんです。
どちらの作品も、言葉にしているわけではないのですが、
「いったい何が八日目の蝉なのか?」という部分が、
まーったく違うので、そのへんも気にかけて見比べるといいかもね。
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  1. 2011/06/17(金) 18:49:08|
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