ありま鍼灸院の「ありゃまこりゃま」

福岡県久留米市のありま鍼灸院です。 はりぐらしとお楽しみ♪

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『ザ・タウン』

『ザ・タウン』

これまたなかなかよくできたアクション映画でした。

監督と主演はベン・アフレック。
監督までやってたのね!

ベン・アフレックとマット・デイモンの二人でアカデミー脚本賞を
『グッド・ウィル・ハンティング』で穫ったのを思い出すわ~。
まさにあれはアカデミーの慧眼だったわけやね。(監督はガス・バンサントやったろ?)
今やマットは役者として大監督たちから引っ張りだこ。
ベンも役者でも活躍してるし、この作品もよかったしすごいね。

物語の内容はちょっと出来すぎ感があり、粗もあるけど構成がよくできてる。

強盗パート、ダグと彼女や仲間とのパート、そしてFBIのパート。
この3つのパートを上手いこと出し入れして、だらけた感じにならない。
日本のTV局が作る映画ってあんまり見ないけど、
主役の人気俳優がずーっと出ずっぱりな感じで物語が引き締まらないのよね。
メリハリがない。いい映画は違うわ。
そして敵役になるFBIがまた魅力的でもあるのがいい。


この作品の内容はかなり「グッド・ウィルハンティング」と共通する主題を持っていると思う。
それは一人の青年の旅立ちの物語。
がばーっと大枠を取っ払うとほぼ一緒ってくらい。
ラストも・・・おおっと、言わないでおこう(^_^;)

銀行強盗のシーンは圧巻!
特に2回目の銀行強盗は衣装からして素晴らしい!
衣装もなんだか物語とリンクして象徴的で、
作品の強いアクセントになってる。

また次回作に期待できます♪
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  1. 2011/06/25(土) 20:34:29|
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『ブラックスワン』

black_swan_main-001.jpg


『ブラックスワン』

できるだけネタバレしないように書いたつもり。
でも見ようかと思う人は読まない方がいいかも。




私の当初の認識が間違ってたのです。
『ブラックスワン』は成長の物語ではなく、美しき破滅への物語

さて観る前に人に言われたのは
「ありゃホラーだから」「怖かった」であった。
ほぼ10人が10人ともこう言っていた。
そしてそれは間違いではないと思う。
しかもちょっとスプラッターに近い、痛い・エグいシーンが結構ある。
嫌いな人は見ないほうがいい。

観終わってすぐは私も同じ感想を持った。
そして『白鳥の湖』という作品と、
バレリーナの成長や恋愛などをもっと素直に組み合わせれば、
素晴らしい成長物語になり得るのではないかと思い、
もったいない作品だな~と思ってた。

しかしじっくり考えるとこれがなかなか。
なるほど。そもそも私は『白鳥の湖』を知らない。
調べると(wiki白鳥の湖)・・・悲劇ともいえるのか。
なるほど。映画はつまり『ブラックスワン』というタイトルに意味があった。

母を乗り越え、愛を手に入れ、快楽を知り、自己を開放し、
そこから芸術的バレエと羽ばたいたら・・・成長物語ですね。

しかし『白鳥の湖』は決してハッピーエンドの話でもない。

自由な他人への押し殺した嫉妬心と、
束縛している母への憎しみ。
様々な負の感情がドラッグによって開放される。
それは自己逃避でしかない。
逃避で解放された自己は破滅へと突き進む。

この破滅っぷりは美しかった!
最後の黒鳥のバレエはCGも組み合わさって美しい!と思った。

しかしそれ以外が演出過剰だと思う。
最後に近づくにしたがってえげつない演出や、
CG使って恐怖感を煽るけど、あそこまでやる必要はなかろう。
逆に引くわ。


さてさて監督だれだろー思ったら、ダーレン・アロノフスキー監督。
誰だろー思ったら『レスラー』『π(パイ)』の監督だった。
ああー!『レスラー』もまた美しき破滅への物語です。
そして『π(パイ)』はエグかったもんな(-_-;)

『ブラックスワン』なかなか面白かったと認識を改めつつあります。
  1. 2011/06/24(金) 13:38:46|
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『ヒア アフター』

ヒアアフター


ヒア アフター


老いてますます盛んとはこの人のこと。
クリント・イーストウッド監督
毎年一本映画を撮ってるとかすごいわ~(@_@)
前作でも一緒だったマット・デイモン主演。

題材が霊能力者(いわゆるイタコね)とか臨死体験ってのがまたびっくりなんよね。
あの歳でかなり挑戦的な題材でしょう。

臨死体験以降そのことにとりつかれ、地位も成功も失う気鋭のジャーナリスト。
兄を事故で失い、母も麻薬中毒で隔離された少年。
そして、霊能力で他人の過去が分かることに疲れた男。

霊能力や臨死体験といった特殊な題材でありながら、
その主題とするところは喪失からの立ち直りというシリアスかつ普遍的なお話です。

こんな題材で思い浮かぶ映画と言えば『ゴースト』や『シックスセンス』はたまた・・・なんだったっけ?
日本の小説で死んだ奥さんが帰ってきて云々って読んでも観てもないけど何かあったよね、
そんなのとかになっちゃいそう。
霊感を仰々しく使わずに主人公達3人をつなげる要素にしたり、
苦悩の原因にしたりして丁寧に追っていく、腰の据わったヒューマンドラマです。

演出がいいですね~(^^)
特に子供の演技!
最後の方のシーンで実の母親に会いにきた子が、
ちらっと後ろの里親を見てから前の扉へと歩いていくといった細かな演出がいいな~と思わせる。

と、まあイーストウッド大好きなので、いいところを上げて万々歳と言いたいけど、
やっぱりどうして題材が厳しい気もする。
たぶん共感しづらいからなのかなぁ。

霊能力者も臨死体験は、ドラマとして共感するには難しいように思える。

物語も、始めは別々の3つの小さな波紋が、
突如ある一点で干渉しあって大きな波を起こすようなクライマックスなんだけど、
そのクライマックスが、突如ハッピーエンドみたいな形に落ち着いちゃうのが、
どうにも肩透かしをくったような気分。
まあ、このエンディングはロマンチックといってしまえば、
女性とかにはウケそうですけどね。賛否の分かれるところかな?


題材からして一般受けは厳しいんじゃないかな~と心配している作品でした。
  1. 2011/06/21(火) 18:04:15|
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ザ・ファイター

ザ・ファイター


『ザ・ファイター』


実話を基にした物語です。
ボクシング映画と言えばロッキー。
努力→勝利という鉄板でアメリカンなんだけど、
今作はそんな鉄板単純サクセスストーリーではないです。
盛りを過ぎたと思われてる中年のオッサンの物語です。
しかし内容はまるで若者のグローイングアップストーリー!


親離れであったり、
子離れであったり、
過去の栄光だっり、
今の堕落であったり、
そういった自分を縛るものから決別し、
自分の足で力強く一歩を踏み出す兄弟・家族の物語。

あのシュガーレイ・レナードからダウンを奪ったのが自慢で、
ボクシングスタイルそのままに自由奔放な兄ディック。
対照的にまじめで家族思いながら豪腕ファイターの弟ミッキー。
ミッキーは実力はあるものの、
麻薬におぼれてまともに練習してくれない兄や、
稼ぎのために無茶なマネジメントする母に振り回され、
徐々に盛りを過ぎた噛ませ犬的なボクサーになりつつあった。

ってね、初めっから4分の3くらいは、
もう全員揃いも揃ってダメダメで足の引っ張り合いで、
誰が観てもこんな環境でボクシングようやってるわ~、
なんです。
もちろんミッキー本人もそんな家族を愛しつつ振り回されることを選んでしまうダメっぷり。

しかしあることをきっかけに、
今の現実を真摯に見つめる機会を得る。
もうダメだと思うような状態から、
地道でまじめでコツコツと、自分を再生する道を歩き出す。

最後の試合でセコンドについた兄ディッキーが弟ミッキーに発破をかける姿は、
力強くかっこいい、小さな頃から追いかけてたヒーローのような兄の姿。
グッときますよ!
そして再生したミッキーの豪腕もうなる!!!

物語がよくできてます。
ミッキーの自立の支えとなる恋人が、
実は裏を返せばまた縛りになってるとか、
つぶされた拳の再生と人生の再生の重なりとか、
兄の栄光の物語が実は挫折の物語だとか。

実話を基にしてるそうです。
しかし、そういった物語の一つ一つの要素が巧みに絡んでほぐされて、
実によくできた物語へと昇華されてます。
だからこそ、最後の試合が盛り上がる。
いい作品でした!


アメリカ映画はこういう
盛りを過ぎてなんかもうダメになちゃったようなオッサンが、
かっこ良く再起する物語作るのが上手ですね♪

近年でも『レスラー』『クレイジー・ハート』などじわっとくる良作がありますね。
  1. 2011/06/18(土) 15:28:56|
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八日目の蝉







『八日目の蝉』


『八日目の蝉』は非常によくできた作品で大満足!
ここでは内容にはあまり触れずに、
よく出来てるな~と思った脚本・構成について少し私見を整理しておきます。

できるだけ観てない人でも読める内容を心がけますね(^_^;)


この作品には3つの視点が出てきます。

産みの親(生まれたばかりの子を誘拐された)
育ての親(4歳まで子を育てた)
子ども(4歳まで誘拐犯を母と思い育てられた)

それぞれが見てる世界は当然違うわけです。
映画はこの3人の視点を、巧みに移りながら物語を進めていきます。

前半は産みの親の必死に愛情を注ごうとするすれ違いと、
産みの親・育ての親の二人から精神的に逃れようともがく子の物語。

対照的に育ての親は慣れないながらも懸命に愛情を注ぎますが、
この裏側では、誘拐された産みの親の苦悩がはっきりと見える構成なので、
産みの親の喪失感が痛々しく感じられます。


そしてある事をきっかけに、
子どもは自分の過去を辿る旅に出ることになります。

後半になると「旅」を共通項にしながら、
子を奪われる恐怖(逮捕される恐怖ではない)を背にした育ての親の視点と、
愛情の喪失感を抱えて生きる子どもの過去を遡る視点。

常に二つの視点、三つの視点が絡まりあいながら、
ある一点で物語は各人の失われた時間を一気に爆発させる。

この視点の推移と焦点の絞り方が非常によく出来てます!
そんな見方もいいものです。
(初めて見るときには、そんなこと気にせずに観て下さいww)


余談ですがNHKドラマ版の後ろ半分くらいを見ましたが、
こちらは育ての親の視点を中心に、
愛情を注いだ育ての親の物語として構成されてるように感じました。
このあたりの描き方の違いは、演出家や脚本家の違いもあるし、
2時間拘束できる映画と、
45分×6日というTVドラマの環境や時間の長さなどから、
同列に論じるものではないなぁと、勉強になりました。
このNHK版も良かったですよ。



あとね・・・映画とTVの決定的な違いがありました。
「八日目の蝉」という言葉の意味が、
映画とTVでは決定的に違うんです。
どちらの作品も、言葉にしているわけではないのですが、
「いったい何が八日目の蝉なのか?」という部分が、
まーったく違うので、そのへんも気にかけて見比べるといいかもね。
  1. 2011/06/17(金) 18:49:08|
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